お部屋の中で自然を感じる 「ナチュラルインテリア」について学ぼう
「お部屋の中にいても自然の気配を感じていたい」
そう考えるかたは、ナチュラルインテリアがぴったりです。
ナチュラルインテリアは、家具の素材や色味を引き立てます。
ナチュラルインテリアの基本や作り方について見てみましょう。
ナチュラルインテリアとは?
ナチュラルインテリアとは、白や木目をベースに作られた、シンプルなインテリアを指します。
お部屋のどこを見ても柔らかく優しい雰囲気が漂っており、それでいて無駄のないシンプルな空間。
肩肘をはらずリラックスができ、清潔感とおしゃれさを感じるテイストです。
北欧風インテリアとは違うの?
北欧風インテリアと混同されがちですが、この2つは似て非なるもの。
北欧風はアクセントとしてビビットな色合いや柄をプラスするのが基本ですが、ナチュラルインテリアはそうとは限りません。木目と白だけで空間を彩ったり、別の色をプラスしたとしても同系色の優しい色だったりと、スパイスとなる部分が少ない印象です。
ナチュラルテイストと相性の良いカラーとは
ナチュラルインテリアと相性の良いカラーは、白やベージュといったアースカラー、さらに水色や黄色などもよく用いられます。
ポイントは、どの色であっても淡くくすんだ色合いである、という点です。
はっきりとした色味を取り入れても良いですが、ナチュラルインテリアらしい優しい雰囲気は、優しい色合いで表現します。
ソファーカバーやカーペット、小物類などは、濃すぎない色を選ぶと良いですよ。
ナチュラルインテリアのメリット
人気のテイストであるナチュラルインテリア。
多くの方が取り入れる理由はナチュラルインテリアが「おしゃれ」というだけでなく、さまざまなメリットがあるためです。
日本の住宅によく合う
ナチュラルインテリアは、日本の住宅に合わせやすいインテリアです。
日本の住宅の壁の色は、ほとんどが白ですよね。さらに、床材はフローリングが多く用いられています。
ナチュラルインテリアのベースカラーとなる色は白が多いため、お部屋の壁紙を生かしたコーディネートができます。
さらにナチュラルインテリアの基本は、「自然素材」です。
部屋を覆う床がフローリングであることも、ナチュラルインテリアづくりの条件としてぴったりだといえます。
自然を感じられる
ナチュラルインテリアでは、テーブルや椅子、ソファなどに木を多く使います。さらに、観葉植物やお花を積極的に取り入れるのが基本です。
そのため、お部屋のなかにいても自然の気配を感じられます。
外出の機会が減った現代に、ナチュラルインテリアを取り入れるかたが増えたのも頷けます。
別テイストのインテリアとも合わせやすい
ナチュラルインテリアは自己主張の少ないテイストです。色も濃いものはほとんどないため、他テイストのインテリアと合わせやすいでしょう。
提案の北欧+ナチュラル、男前+ナチュラル、和モダン+ナチュラルなど、組み合わせは多彩です。
部屋の主役となる家具にメインのインテリアテイストを、それ以外の部分にナチュラルを取り入れると、合わせやすいです。
「自然を感じる」開放感あるナチュラルインテリアを作るポイント
ナチュラルインテリアの醍醐味は、開放感です。草原で穏やかな風に吹かれているような、のびのびとした心地よさを実現できます。
しかし、ただ色の薄い家具や木目の家具を置いただけでは、その開放感は得られないかもしれません。
ナチュラルインテリアの良さを最大限に引き出すために、次のことに注意してみましょう。
フォーカルポイントは上に
フォーカルポイントとは、目線を集める箇所のことです。
ナチュラルインテリアの場合、天井に近い位置にフォーカルポイントを置きましょう。
目線が上に上がることでお部屋が広く感じられ、開放感が生まれます。
グリーンは多めに取り入れる
より自然の気配を感じるナチュラルインテリアを実現するなら、グリーンは多めに取り入れるのがおすすめ。
背の高いタイプを壁際に、小さな鉢を棚に、天井や壁にハンギングタイプのグリーンを吊るして。
なるべくたくさんのグリーンでお部屋を彩ってみましょう。
家具は木材が基本
ナチュラルインテリアで使う家具は、木材が基本です。
さらにいえば、加工された木材や木材の模様がプリントされたシートを貼るタイプではなく、本物の木でできたものだと、なお良しです。
本物の家具と加工木材の家具は、一見違いがわかりにくいです。しかし、よくよく見れば曲線や手触り、風合いなどに差があります。
自然の豊かさを存分に表現するナチュラルインテリアでは、なるべく本物の木材を使ったほうが良いでしょう。
清潔感を出す
ナチュラルインテリアで大切なのが、「清潔感」です。ごちゃごちゃした印象はない方が、ナチュラルインテリアらしくなります。
部屋に置くものは必要なものだけ、隠したいものは見えないように工夫をするなど、整頓された空間であることが大切です。
自然素材の小物・ファブリックを使用する
ナチュラルインテリアを突き詰めるなら、家具以外のファブリックや小物といったアイテムにも、自然素材をプラスすると良いでしょう。
たとえば、カーテンはリネン素材に、収納はラタンや籐で編まれたカゴを使用する、といった感じです。
小さなものこそこだわりを見せることで、ナチュラルインテリアらしい空間になります。
まとめ
ナチュラルインテリアを作るには、色味と素材選びが大切です。さらに、グリーンの取り入れ方や収納にも工夫をしてみましょう。落ち着いた雰囲気が魅力のナチュラルインテリアで、ゆっくり過ごす時間を増やしてみませんか。